5月23日午後2時、
「ゴーン,ゴーン…」
と国宝の梵鐘が打ち鳴らされて
建長寺さんの開山忌 がはじまりました。
境内の奥から呼応するような鐘の音も聞こえてきます.
法堂には何十人もの僧侶が集まっており.
大太鼓やシンバルのようなものも鳴らされると,いよいよ…

僧侶がお経を唱えながら法堂を一列で巡ります。
法堂の中に声が響きわたり,大迫力!
数十分もの間,同じ速度で歩みを続けながら
発せられる声もまたうねうねと連なり,
今にも天井に描かれた龍が動き出すのではないかと思うような
異次元の空気に引き込まれました。

鎌倉幕府 第5代執筆である北条時頼により,
宋から招請された 蘭渓道隆が,日本初の純粋な全道場として
建長寺を開いたのは建長5年(1253年)。

当時最先端の学問や芸術も集まり,
武士文化の精神的な支柱となった建長寺。
その礎を築いた蘭渓道隆は,弘安元年(1278年)
7月24日に亡くなり,以後毎年7月23日・24日に
開山忌は続けられてきました。

700年以上続いた歴史のなかで,近年あまりの酷暑のため
2025年から5月23・24日に移されたとのこと。

開山忌は2日にわたり,今日は前夜抱擁の「宿忌」
ご命日の24日は9時半から本法要「半斎」が開催されました。

法堂を出た僧侶の姿が境内の奥へ消えていくと,
また最後に鐘が打ち鳴らされ,空気が解けて
日常に戻りました。